胡蝶蘭は高価なイメージがありますが、できれば出費を抑えて贈りたいですよね?
このページでは、「胡蝶蘭のお得な買い方」と、安く購入できる「おすすめの購入先」を重点的に、くわしく解説しています。
- お得に胡蝶蘭を買うための知識
- 胡蝶蘭は「高い=良い」ではない
- お得に買えるお店
- 価格が決まる要素
お得に胡蝶蘭を買いたい方、価格を抑えた胡蝶蘭選びに不安がある方は、ぜひご覧ください。
胡蝶蘭のお得な買うには『知識』をつけることが重要
まず、「高い=良い胡蝶蘭」という概念は捨てましょう。
以下の知識があれば、胡蝶蘭を贈る際に無駄な出費を抑えつつ、相手にぴったりなものを選べます。
- 「種類やサイズ」の違い
- シーンに合った選び方
- 購入場所(お店)ごとの違い
- 価格が決まる要素
上記4つを知れば、どのような胡蝶蘭が適しているのか、自信を持った選択ができるようになるでしょう。
それぞれ、次の項目から順に説明していきます。
胡蝶蘭を安く買う方法
お得に胡蝶蘭を購入したいと考えたとき、まず「安く販売しているショップ」で購入すると思いついたのではないでしょうか?。
実は、それ以外にも「種類やサイズ」の選び方で出費を抑えることもできます。
手順としては、以下の3つ。
- 胡蝶蘭の「価格のつき方」を知る
- 贈り先に合った規模(豪華さ)を考える
- 規模(豪華さ)に合った「種類・サイズ」を選ぶ
それぞれ順番に解説します。
1.胡蝶蘭の「価格のつき方」を知る
安い胡蝶蘭を見つけたとしても「品質は大丈夫?」と、不安になる方も多いでしょう。しかし、「安い理由が明確」であれば、その不安はなくなります。
胡蝶蘭には、多くの種類があります。その中から選ぶ内容によって値段は異なります。
ざっくり、選ぶ内容は下記の2点。
- サイズ(花の大きさ、本数、輪数)
- 品種(花の大きさ、色)
サイズは大きいほど、品種は希少なほど、胡蝶蘭は高価になります。
そもそも胡蝶蘭が高いのはなぜ?
胡蝶蘭が高価な“いちばんの理由”は、やはり「胡蝶蘭=高いモノ」という認知・ブランド力。しかし本来は、「生産コスト」が高い事が理由でした。
胡蝶蘭は熱帯系の植物。四季のある日本で育てることは難しいタイプです。
くわえて胡蝶蘭は繊細で、輸入も難しいお花。育った状態では輸送時に傷んでしまいます。なので苗を輸入し、日本で育てるのが主流でした。しかし、日本で育てるためには、「温度・湿度が高い環境」を保つための管理費も必要。輸入する苗も安くはありません。
しかし、近年では「クローン栽培」など、さまざまな技術が進み、国内で生産できています。昔と比べると、生産コストもかなり抑えられていると考えられます。
ですが、生産コストが抑えられても「高いモノ」というブランド力を持った胡蝶蘭を、わざわざ安売りする必要もないでしょう。
多少、原価も安くはなりましたが、どちらかといえば「流通経路や中間コスト」により価格が上下するお花です。
【安い胡蝶蘭でも大丈夫?】品質には問題なし
確かに胡蝶蘭も、野菜の様に「訳あり品」として市場に安く出回ることもあります。しかし、ほとんどの訳あり品が、言われてからよく見ないとわからない程度です。
- 葉にすこしの傷
- 花びらの透けや、その修正跡など
普段から花をよく見る「花屋や関係者」なら気付くこともありますが、一般の方とは視点が違います。贈り物としては、特に問題はないと考えても良いでしょう。
※育てる用途の場合は、葉は重要なので気をつける必要はあります。
基本的に品質以外で、胡蝶蘭が安くなる理由は「中間コストの削減」です。
中間コストとは、生産者から消費者への流通過程で発生する費用。具体的には、「輸送費、卸売業者を通した取引の手数料、小売店の運営費など」が含まれます。これらのコストが加算されることで、最終的に消費者が支払う価格が高くなります。
同じグレードでも、原価を抑えられれば安く販売可能。比較的、通販が安いのも“中間コストの削減”が理由のひとつと考えられるでしょう。
- サイズ(本数、輪数、花の大きさ)
- 品種・色の流通量
- 訳あり品
- 中間コストの削減
2.贈り先に合った規模(豪華さ)を考える
よく、胡蝶蘭を購入する目安として「シーンから価格目安を考える」と言われます。
※「開店祝いは、一般的に2〜3万円が相場」など。
しかし、値段から選ぶと「同じ値段なのにお店によって、明らかに豪華さが違う」なんてことも。なので、どちらかと言えば「内容(豪華さ)」を決めてから、それに見合った値段かどうか確認した方がいいでしょう。
また、同じシーンでも贈る相手によっては「選ぶべき内容」は変わります。例えば、「とりあえず贈る場合」と比べると「付き合いの深い取引先」の方が、より豪華なモノにした方が良いでしょう。
相手に合った「贈る規模の目安」は、下記をご参考ください。
個人やプレゼント | なんでも良い |
---|---|
とりあえず贈る・社交辞令 | 普通〜すこし豪華 |
大事な得意先 | 豪華 |
重要な得意先 | かなり豪華 |
贈る規模が決まれば、具体的な内容を考えましょう。その内容(豪華さ)こそが、『種類とサイズ』です。
3.規模(豪華さ)に合った「種類・サイズ」を選ぶ
贈る胡蝶蘭の規模(豪華さ)が決まれば、さいごに具体的な内容(種類やサイズ)を決めましょう。
ざっくり「サイズの目安」としては、下記をご参考ください。
花の大きさ | 大輪の本数・輪数 | |
---|---|---|
個人的なプレゼント | ミニ〜大輪(なんでも良い) | 1本立ち〜(なんでも良い) |
普通〜すこし豪華 | ミディ、中大輪、大輪 | 3本立ち(21〜35輪前後) 5本立ち(50〜60輪前後) |
豪華 | 大輪 | 3本立ち(45〜60輪前後) 5本立ち(60〜75輪前後) |
かなり豪華 | 大輪 | 5本立ち(75〜90輪以上) 7本立ち 10本立ち |
種類やサイズの選び方はすこし“テクニカルな考え方”もあるので、より深くご説明します。
胡蝶蘭を安く買う「種類・サイズの選び方」
胡蝶蘭は、「3つのサイズ」と「品種の希少性」によって値段が変わります。
サイズ (大きく、多いほど高価) | 花の大きさ(大輪、中輪など) 本数(〜本立ち) 輪数(〜輪) |
---|---|
品種 (希少なほど高価) | 花の大きさ(大輪、中輪など) 色(白、ピンク、リップ、その他etc.) |
ひとつずつ、順番にご説明します。
胡蝶蘭の花の大きさで変わるお得さ
胡蝶蘭は花の大きさによって、「大輪、中大輪、中輪(ミディ)、小輪(ミニ・マイクロ)」に分けられます。
一般的に、花の大きさが大きいほど価格が高くなり、胡蝶蘭全体の高さや鉢を含めたサイズも大きくなります。
しかし重要なのは、「価格が高い“大輪の胡蝶蘭”が必ずしも贈り物に最適というわけではなく、他のサイズの胡蝶蘭は贈り物に適していないわけでもない」ということです。
贈る相手に配慮した、シーンに合った胡蝶蘭を選ぶことが最も大切です。花の大きさに応じた適切なシーンをご紹介します。
大輪の胡蝶蘭
法人宛などフォーマルなお祝いに最適。
贈る場所に、胡蝶蘭を飾る十分なスペースがあるかがポイントです。
中大輪、中輪(ミディ)の胡蝶蘭
飲食店や小さな事務所、新築など、場所を取り過ぎないシーンに最適。
また、お見舞いや快気祝いにも向いています。
小輪(ミニ・マイクロ)の胡蝶蘭
記念日や誕生日など、個人宛のお祝いに最適。
中大輪やミディよりもさらに場所を取らず、コンパクトなシーンにぴったりです。
胡蝶蘭の本数・輪数で変わるお得さ
胡蝶蘭は、1本の茎に複数輪の花を咲かせることが特徴。一般的に、胡蝶蘭の「本数や輪数」が多いほど、見た目が豪華になり、価格も高くなる傾向があります。
その茎の本数と、輪数を考えて選ぶことでお得に購入可能です。
胡蝶蘭の本数から選ぶ
胡蝶蘭の本数は、「1本、2本、3本、5本、7本、その他etc.」とさまざま。
贈り物として、最もよく選ばれるのが『3本立ちの胡蝶蘭』。もう少し豪華にしたい際に『5本立ちの胡蝶蘭』が選ばれます。
5本立ち、7本立ちの胡蝶蘭はとてもゴージャスですが、3本立ちでも十分素晴らしい贈り物になります。
胡蝶蘭の輪数から選ぶ
大輪の胡蝶蘭を選ぶ場合でも、輪数をすこし抑えることで、費用を抑えられます。なお、輪数は咲いている花の数だけでなく、蕾も含んだ数が表示されることが多いです。
3本立ての胡蝶蘭の場合、輪数は、大きく分けて「30輪、36輪、42輪」があります。
※輪数はおおよその数で、(〇輪~〇輪)と記載されていることもあります。
- 30輪:1本に10輪の花
- 36輪:1本に12輪の花
- 42輪:1本に14輪の花
価格を抑えつつも豪華な印象を与えたい場合は、「蕾を含め、27〜30輪ほど」の胡蝶蘭を選ぶのがおすすめです。
1本につき、8輪以上(24輪)咲いていれば、輪数を抑えつつも、十分に立派に贈れます。
色によって変わる胡蝶蘭のお得さ
胡蝶蘭は色によっても、その値段は変わります。
品種が多い、「一般的な色」 | 白、ピンク、リップ | |
---|---|---|
品種が少ない、「希少な色」 | 黄、青、紫、オレンジ、その他etc. |
定番の一般的な色(白、ピンク、リップ)は、品種が多く、流通量も多いため安価。それ以外は、品種が少なく希少なため、比較的高価です。
また、胡蝶蘭の多くの品種が「品種改良」によって生み出されたモノ。大輪なども本来、自然にはありません。なかでも、色のある品種を作り出すのはとても難しいと言われています。
なので色によっては、「品種が存在しなかったり、その色の品種があっても大輪はなくミディしかない」ということも。しかし、品種がない色の胡蝶蘭も多くのショップで販売されています。
もともとは白の胡蝶蘭を、専用のスプレーで染めたモノや、専用の着色料を内から吸わせる「染め上げ」の技術があるからです。
「白の胡蝶蘭+染料+手間と時間」と考えると、原価から考えても「高くなるのも当然!」と言えるでしょう。
品種が多い、「一般的な色」
品種が少ない、「希少な色」
ショップ選びで胡蝶蘭をお得に買う
これまでの解説は、胡蝶蘭の内容で値段を抑える方法です。ここからは同じ内容でも、お店によって異なる「値段設定」について解説します。
購入場所の値段設定の違いには、冒頭でも説明した「中間コスト」が強く関係しています。
例えば、あなたが何かモノを売るとして、1,000円で仕入れました。1,000円で売りますか?
もちろん仕入れと同じ価格では売りませんよね。「1,500円や、2,000円」、買う人がいるなら、さらに高く売りたいと思います。それが「中間コスト」です。
「お店で販売されるまでに、それが何回行われているか?」。もちろん少ないほど、販売店は、値段を安く提供できます。
通販と花屋はどっちがお得か
胡蝶蘭を買う方法は、ネットで購入できる「通販」と、実店舗を構える「花屋」の2つがあります。
お得さを重視するなら「通販」がおすすめです。
通販は花屋に比べて品揃えが圧倒的に豊富で、さまざまな胡蝶蘭の中から選べるメリットがあります。
シーンに最適な胡蝶蘭をご自身で選べるのでしたら、通販の購入がよいでしょう。
一方で、胡蝶蘭の選び方を直接相談したい場合は「花屋」がおすすめです。
その場で専門のスタッフに相談でき、適切な胡蝶蘭を選んでもらえるメリットがあります。
また、急ぎで胡蝶蘭が必要な場合も、すぐに配達できる花屋での購入が適しています。
おすすめの通販
胡蝶蘭を買えるおすすめの通販サイトをご紹介します。
HitoHana(ひとはな)
URL:https://hitohana.tokyo/phalaenopsis
HitoHanaは、1万点を超える花と植物を取り扱う通販サイトです。
さまざまなシーンに対応した商品を展開しており、花や植物のプロが管理・制作を行っています。
サイトでは、購入者の5段階評価付きのレビューを確認でき、レビューには写真付きのものもあります。
種類の豊富さと品質のよさ、レビューの透明性から、高い評価を得ている通販サイトです。
胡蝶蘭は70品種、455商品(8月18日現在)も取り揃えており、用途や予算、ギフトラッピングの有無などで絞り込み検索ができます。
大輪、中大輪、ミディ(中輪)、小輪の胡蝶蘭があり、大輪でも輪数を抑えた3本立ちの胡蝶蘭があります。
通販サイトで胡蝶蘭を購入したいと考えている方は、ぜひご覧ください。
HANAMARO(はなまろ)
HANAMAROは、法人向けの贈答用祝い花の専門店です。
一社に一人の担当者が付き、状況をヒアリングし、細かい要望や急な相談事にも対応してもらえるのが特徴です。
贈答用祝い花の専門店のため、特に大輪の胡蝶蘭を豊富に取り揃えています。
本数と輪数、カラーの種類もあり、お祝いにぴったりな胡蝶蘭を選べます。
さらに、ミディの胡蝶蘭と、さらにコンパクトなマイクロ胡蝶蘭もあり、鉢やデザインがとてもおしゃれです。
小さいサイズの胡蝶蘭ながらも、存在感のある胡蝶蘭が選べます。
PREMIERE GARDEN(プレミアガーデン)
URL:https://prrr.jp
PREMIERE GARDENは、大輪の胡蝶蘭を多く取り揃えている通販サイトです。
他社と比較すると、価格の割に豪華な商品が多いのが特徴です。
価格が抑えられている理由は、生産者や市場からダイレクトで仕入れていることにあります。
取り扱っている大輪の胡蝶蘭は、本数やカラーはさまざまです。
ゴージャスな胡蝶蘭を選びたい方におすすめの通販サイトです。
胡蝶蘭の価格が決まる要素
ここまで胡蝶蘭のお得な買い方をご紹介しましたが、実際に胡蝶蘭の価格がどのように決まるのかを知っておくことも重要です。
胡蝶蘭の価格は、花の大きさ、本数、輪数はもちろん、品種、流通経路などによっても大きく影響されます。
例えば、一般的に価格が抑えられるミディ(中輪)の胡蝶蘭でも、貴重な品種であったり、栽培から流通までの経路が複雑であったりすると、高い価格になりやすいです。
一方、大輪の胡蝶蘭であっても、3本立てで輪数を控えめにし、一般的な品種で流通経路がシンプルであれば、予算内に抑えられます。
胡蝶蘭の価格はさまざまな要素によって決まるため、安い胡蝶蘭が必ずしも質が劣るわけではなく、逆に高価な胡蝶蘭がシーンに適しているとは限りません。
シーンに合った胡蝶蘭を選ぶことで、適正な価格で喜んでもらえる贈り物ができます。
価格にとらわれず、贈りたいシーンにふさわしい胡蝶蘭を選びましょう。
正しい知識で賢く胡蝶蘭をお得に買おう
胡蝶蘭のお得な買い方は、何よりも知識を持つことが大切です。
花の大きさや本数、輪数、そして価格の決まり方を理解することで、シーンにぴったりの胡蝶蘭が選べます。
知識を持って賢く選ぶことで、無駄な出費を抑えながらも、相手に喜ばれる胡蝶蘭を贈ることができます。
また、胡蝶蘭を購入する際には、通販や花屋の特徴も理解しましょう。
お得さを重視するなら、通販がおすすめです。
この記事でご紹介した通販サイトを利用すれば、品質の高い胡蝶蘭をお得に購入できます。
知識を身に付け、シーンにふさわしい胡蝶蘭を選び、大切な人に喜ばれる素敵な胡蝶蘭を贈りましょう。
コメント